ラングドック地方
ラングドック地方の中心都市モンペリエから、西へ約40kmの「モン・セヴノル」という標高250mの小高い山の裾野に葡萄畑を所有している。
総畑面積:108ha
平均樹齢:17年
総ワイン生産量:750,000本 (赤:50%、白40%、ロゼ10%)
使用苗台木:SO4、R.110、3309
IGP Côtes de Thongue
(IGP コート・ド・トング)
Cabernet Sauvignon (カベルネ・ソーヴィニヨン)
Sauvignon Blanc (ソーヴィニヨン・ブラン)
Cabernet Franc (カベルネ・フラン)
Chardonnay (シャルドネ)
Merlot (メルロ)
Muscat a petit grain (ミュスカ・ア・プティ・グレン)
Syrah (シラー)
Viognier (ヴィオニエ)
Grenache (グルナッシュ)
Zinfandel (ジンファンデル)
Carmenere (カルメネール)
夏は乾燥して暑く、冬の寒さの穏やかな地中海性気候。
主に石混じりの粘土石灰質土壌。
「良いワインは良い葡萄から」をモットーとし、高度な技術と手間暇をかけて、葡萄の樹1本1本を大事に育てている。「リュット・レゾネ」と呼ばれる減農薬農法を基本方針とし、病気に対しては専門家のアドバイスをもとに自然環境に配慮した方法で必要最小限の処置を行う。害虫に対しては、その天敵動物を投入して被害の拡大を防ぐ方法を取ることもある。
“テラ・ヴィティス”(「自然環境に配慮した栽培・醸造」を基本理念に掲げる、ぶどう栽培者と醸造者から始まった全フランス規模の団体)の認証も受けている。
また5年に一度畑の土壌の状態を分析し、必要ならば施肥を行う。このとき用いるのは自家製の有機肥料で、ワイン醸造の過程で生じたマールや澱などに家畜の糞を15%ほど混ぜて作ったものである。手入れの行き届いた畑では、畝と畝の間にわざと雑草を残し、余分な養分を吸収させるという独自のノウハウも駆使している。
収穫前には「青刈り」と呼ばれる、収穫量を減らして品質を上げるための作業を実施。収穫方法は一部の手摘みを除き、80%ほどが機械摘みだが、収穫後の手作業による選果を徹底している。
テスラン家がこのドメーヌを手に入れたのは1850年。4代目のルイ=マリ・テスラン氏の代になってから、急速に品種改良が進んだ。現在は、5代目のフランソワ氏が引き継いでいる。
★「コンクール・ジェネラル・パリ」にて多数のメダル獲得
★「ル・クラスマン・デ・ヴァン・ド・ラングドック・ルーション」(2000年刊行)に掲載
★「メリディエンヌ2003」がオランダのロゼワインコンクールで最優秀賞受賞
★ロバート・パーカー著「フランスワインガイドブック」にて「エキノックス1998」の88点を初め、たくさんのワインが高い評価を得る
★ガイドブック「ゴー・ミヨー」にて毎年高評価。2011年度版には7種ものワインがエントリー
★フランスで最も信頼されるガイドブックの一つ「ル・ギィド・アシェット」にて高い評価を得る
★「世界のメルロコンクール」にて、2008年には“キュヴェ・サンテーズ・フュ・メルロ \'07”が金賞受賞、2010年大会でも同キュヴェが銀賞受賞
★オランダのワイン専門誌が開催するコンクールで、ヨーロッパのカベルネ・ソーヴィニヨン部門において、唯一の5つ星評価で1位を獲得
★「ヴィナリー・インターナショナル・コンクール」で、「カベルネ・ド・ラルジョル 2009」と「パラドックス 2009」が銀賞受賞