Arione アリオーネ 

 

 

マウロ・アリオーネ(兄) : スパークリング担当 写真右

ルカ・アリオーネ(弟) : スティルワイン担当 写真左 

 

所在地

イタリア北西部、ピエモンテ州にある。ピエモンテ(ピエ=足、モンテ=山)とは、その名の通りアルプス山脈の麓に扇状に広がった大地。中心都市はトリノ。その南東50kmにアスティとアルバというワイン産業の中心の町がある。このワイナリーのあるカスティリオーネ・ティネッラ村は、アルバから東に20kmほどのところ、アスティ・スプマンテの産地の中心に位置している。この辺りは日当たりも風通しも素晴らしく、とても美しい丘となっている。

 

平均樹齢:25~35年

 

原産地呼称

DOCG Barolo (バローロ)
DOCG Asti Spumante (アスティ・スプマンテ)
DOCG Moscato d\'Asti (モスカート・ダスティ)
DOC Gavi (ガヴィ)
Vino da Tavola (ヴィノ・ダ・ターヴォラ)

品種構成

Nebbioro (ネッビオーロ)
Barbera (バルベーラ)
Chardonnay (シャルドネ) 他

気候

夏は強い日差しが長時間に渡って差し込むが、朝晩は気温が下がる。冬は寒く、気温の低い日が続く。1日の中でも、また年間を通してみても寒暖の差が大きく、ブドウ栽培に非常に適した気候である。

土壌

粘土石灰質土壌

収穫

ブドウの種類によって適した時期に、手摘みで丁寧に収穫する。選果も手作業で確実に仕分ける。

醸造

先代から受け継がれてきた経験と伝統を基に、最新技術の醸造設備を完備し、上質なワインを効率よく安定的に生産している。また敷地内に独自の研究室を設けることにより、生産行程のあらゆる段階で専門技術者による高い品質管理を徹底して行っている。

歴史

1871年、ルイジ・アリオーネ氏がこの土地でブドウ栽培を始めた。1875年に結婚し、6人の子供達に恵まれた。1925年から30年までの間、ブドウ栽培における大災害が起こり、多くのブドウ園主が栽培を断念する中、ルイジ氏は病原菌と最後まで戦い、ブドウ栽培を貫いてきた。1943年にルイジ氏が永眠すると、末息子のエウジェニオ氏が後を継ぎ、醸造所を改築するとともに、更にカネリに二つ目の醸造所を設立した。その後、エウジェニオ氏の息子ブルーノ氏の代の時、海外マーケットへ進出。現在は、2007年に永眠したブルーノ氏の後を継ぎ、息子のマウロとルカが4代目責任者として活躍している。
代々熱心に研究を重ね、数々の品種を多様に扱いながら、新しいものにチャレンジする精神と、より良い品質のワインを生み出そうと努力してきた。現在では最新のテクノロジーを駆使した機械を導入し、品質の高い優れたワインを安定して生産できるワイナリーとして評価されている。特にアスティ・スプマンテは現在アリオーネ家の最高の売り上げと生産量を誇る主力商品となり、アスティのトップ・メーカーとしてその地位を確立している。

評価・プレス

★イタリア最大の見本市「ヴィニタリー」を始め、数々の国際コンクールで、毎年多数のメダルを獲得。