Domaine Benjamin Serer ドメーヌ・バンジャマン・セレ 

 

Benjamin SERER(ドメーヌ・バンジャマン・セレ 

所在地

ロワール地方

ロワール地方の中心部、ヴェルヌ=シュル=ブレンヌ(Vernou-sur-Brenne)に位置する。

 

総畑面積:7ha

ワイン総生産量:20,000~35,000本

 

原産地呼称

AOC Vouvray (AOC ヴーヴレ)

品種構成

Chenin Blanc (シュナン・ブラン)

気候

大西洋の影響を受ける海洋性気候。

栽培

全て有機栽培。(ヴーヴレの畑は当初からだが、全てのブドウ樹が3年間の転換を終えたら、全体を1度に認証取得する予定。)土壌への負担を減らすために播種を試みており、次の秋には生物多様性を高め、菌根菌を増殖させるために特定のエリアと果樹のまわりに生け垣を植える予定である。自然の生態系を尊重し、持続可能な農業を目指す「ビオ・フォレスティエール(森林農法)」を実践している。

土壌

粘土石灰質土壌と火打石を含む粘土質土壌。ロワール川とその支流によって形成された丘陵地の第一、第二斜面にある。

歴史

バンジャマン氏の経歴は料理業界からスタートした。アラン・デュカスグループの厨房で長年働いた後、2006年に故郷であるトゥールに戻り、小さなブラッスリーバー(昼はブラッスリー、夜はワインとビールのバー)を開き、11年間経営した。2017年にそれを売却した際、キャリアを変え、第2のパッションであるワインを追求するため復学することに決めた。
この新しい冒険に乗り出す前に、グリーンシーズンの間、ドメーヌ・ヴァンサン・フォローのブドウ畑で学んだ。ビジネス時代の良い顧客であり友人でもあったヴァンサン氏は快く受け入れてくれた。アンボワーズのブドウ栽培専門学校在学中にマチュー・コスメのもとで働き、その後、ヴァンサン・カレムのもとで1年間働いた。
2019年、AOCヴーヴレの非常に素晴らしいテロワールを1.6ha所有する機会を得た。同時に、購入されたばかりの20haの畑の責任者になるチャンスも与えられた。この土地は、数年後にその1部をバンジャマン氏に再び販売するという構想だった。これは2022年11月以降のことである。現在、畑の総面積は7ha。

醸造・熟成

テロワールを最大限に引き出すため、辛口醸造を好む。使用するのは最低限の硫黄のみで、通常は澱引きと瓶詰め時に、ブドウの健康状態によっては、稀に収穫時に使用する場合がある。野生酵母による自然醗酵を行う。

収穫

全て手摘みで収穫。15kgの運搬ケースで行う。

評価・プレス

★「ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス」などの専門誌、「ヴィノス」のウェブサイトなどに、いくつかの記事が掲載され始めている。