ロワール地方
ワイナリーのあるシュゼ=シュル=ロワールは、ロワール地方のトゥールとアンジェの間にあり、ブルグイユの近くに位置している。
総畑面積:6ha
総ワイン生産量:21,000本
AOC Bourgueil (AOC ブルグイユ)
Cabernet Franc (カベルネ・フラン)
温暖な海洋性気候。
ビオロジック農法とビオディナミ農法を取り入れた有機栽培を実施。ビオディナミ農法の公的認証機関である「Demeter(デメテール)」により、正式に認定されている。
大半が粘土石灰質土壌、他に砂質土壌と小石が多い土壌。
12年間エンジニアとして働いていたが、人生に疑問を感じ、2008年、大好きだったワインの道に進むことに決めた。有機栽培のヴィニュロンになって、環境に配慮したワイン造りをすることにした。もともとブルゴーニュワインとカベルネ・フランが好きだったため、ブルゴーニュ地方のボーヌでワイン学校に通い、いくつもの研修も受けた。
ある日、ブルグイユのクロ・ド・ラ・ゴシュリの畑を貸してくれるという話が舞い込み、即決した。石灰岩で造られた塀が、畑を360度囲んでいる。管理する6haの畑のうち、この塀で囲まれた畑は4ha。自分だけが独占できるモノポールである。
初ヴィンテージは2009年。目指すワインははっきりしていて、自分のワインを飲んでくれた人が、心地よく楽しくなれるようなワインが造りたいと思っている。前職に比べて収入面は減少したが、今の人生の方が幸せだと感じている。
培養酵母は添加せず、天然酵母による自然醗酵。酸化防止剤も最低限必要な分しか使わない。ワインによって、収穫してきたブドウは除梗せず、房ごと醗酵槽に入れて醗酵させる(=グラップ・アンチエール)。
手摘み。ブドウの重みで粒が潰れてしまわないよう、小さな運搬ケースで丁寧に扱う。選果台では、6~10人で丁寧に選果する。