Domaine Richeaume　ドメーヌ・リショーム 

Sylvain HOESCH（シルヴァン・オエッシュ） 

 

所在地

 

原産地呼称

AOC Côtes de Provence Sainte-Victoire(AOC ｺｰﾄ･ﾄﾞ･ﾌﾟﾛｳﾞｧﾝｽ・ｻﾝﾄ・ｳﾞｨｸﾄﾜｰﾙ)
IGP Méditerranée (IGP ﾒﾃﾞｨﾃﾗﾈ）

品種構成

Syrah (ｼﾗｰ)、Cabernet Sauvignon (ｶﾍﾞﾙﾈ・ｿｰｳﾞｨﾆﾖﾝ)、Grenache (ｸﾞﾙﾅｯｼｭ)、Merlot (ﾒﾙﾛ)、Carignan (ｶﾘﾆｬﾝ)

気候

サント・ヴィクトワール山のあたりは、強風「ミストラル」の影響が無いので激しい雷雨や雹による被害が少なくて安全な地域です。プロヴァンス地方の強烈な日差しがぶどうの成熟を促して、凝縮感が高い味わいを生み出します。強い日差しが、極めて高い熟度のシラーやカベルネを育て、きめ細かなタンニンを作ります。雨が少ないため毎年の作柄が安定しているのも大きなメリットです。

土壌・栽培

リショームは「ビオロジック」農業から始まりました。既に50年に渡って昔のままの有機農業をしてきました。「ビオロジック」の認証団体「エコセール」ができたとき（1991年に基準ができたようです）、この蔵はその作業方法をなんら変更することもなく「エコセール」に申請して認証されました。
リショームでは自前で、ぶどう畑のうねの間に生やした植物から作る肥料や、飼っている羊の糞を使って数ヵ月かけて堆肥を作り、それを畑に撒いています。また「エコセール」で認められている硫黄や硫酸銅の散布も、許可量の半分程度しか使わない、という徹底ぶりです。
2018年から、ビオディナミ農法に移行しました。近いうちに（2023年頃）、ビオディナミ生産者が加盟する組合「ビオディヴァン」のマークを裏ラベルに入れる予定です。
リショームのラベルの多くには「穴」があります。これは、実際にワイナリーの敷地内にある洞窟と、ビオロジック農業と地球環境を象徴しています。

醸造・熟成

果実味とタンニンを追及して除梗を100％します。ワインの熟成には、木樽（一部新樽）を使い12～18ヵ月熟成させます。

歴史

1972年、父のヘニング・オエッシュ氏が60haの農場を創立し、羊の飼育とぶどう栽培を行う多角農業を始めました。現在は息子のシルヴァン氏が父を手伝い、25haのぶどうを栽培しています。

評価・プレス

★「ベタヌ＆デソーヴ2025」で、4つ星の高評価を獲得
★ワインファンに定評のあるガイドブック「フランス最高ワインガイド（旧クラスマン）」で毎年必ず高評価を獲得